Mi piace I Fratelli Neri 次の夢へ
次の夢へ

先にも書きましたが、ロミ空は95年の放送当時から大好きでした。こんなに長い年月思い続けたのは、後にも先にも ロミ空だけだと思います。

この作品がきっかけでNHKのイタリア語講座を聴くようになり、いつの間にかイタリアという国も大好きになっていました。 今回の旅行では、それが裏切られることなく、ますます好きになりました。やり残した事がたくさんあるので、絶対にもう一度 行きたいです。ロミオのように船で国境を越えること、ソノーニョ村で朝を迎えたり、ツッケロ山に登山もいいですね。いつか イタリアのどこかの町にホームステイもしてみたいです。

今の日本では階層化が進んでいるとかいないとか。俗に言う勝ち組は勝ち続けて、負け組みは負け続けるんですかねえ。 堀江社長は捕まっちゃいましたが…。階層と階級は違うそうで、階層はお金持ちになれば上がれるけど、階級を移動することは 不可能なのだそうです。う~ん、難しいですね。

私は学校の勉強の中でも、社会は中国語に見えてくるぐらい苦手だったので、 しっかりした事は分からないのですが、この話を聞いた時に頭に浮かんだのは、ダンテの姿でした。『11人の勇者は集う』で、 ダンテがジュゼッピーナに言います・・・「最初から決まってるんだ。俺たちはきみの世界には行けない」   ジュゼッピーナは有名なワイン商人の娘さん、ダンテは煙突掃除夫。子供ながらに分かってしまっているんですよね。 かっこいいなと思うと同時に、彼らは、私では想像もつかないぐらい厳しい階層の中で生きているんだと痛感しました。 それでも、煙突掃除の少年たちの心には勇気と友情があふれていました。私はそんな彼らに魅かれたのかもしれません。 ビデオや脚本集を見返す度に頑張ろうっていう力が湧いてきます。

ロミオの青い空、本当にすばらしい作品です。深く見ていくといろんなことを考えさせられます。心の中の聖典です。

2006年1月27日 柿本

私の拙い文章をこんなところまで読んで下さってありがとうございました。



  inserted by FC2 system