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ソノーニョの朝、やる事はただ一つ！ ロミオのように『朝日と競争』です！
２度寝して、今度は６時に起きましたが、うっすら明るくなっているだけでした。
 ソノーニョの朝です。なんて清々しいのでしょう。山の東側が赤く染まっています。きれいです～。 この山を照らしている光が徐々に下りてきて、教会の鐘を照らすか照らさないかぐらいで、全力疾走～！ これを目指していたのですけど、待てども待てども、朝日は教会を照らす気配なし・・・。 このまま出発が遅れると、ロカルノまで歩けなくなってしまいます。 仕方がないので、走りました。 『 今日はすばらしい日にな、きっと。ぼくが、英雄になる日だ。』  チェックアウトを終え、８時１５分、ソノーニョの教会前を出発しました。  橋を渡り、黄色い道標のところをフラスコ方面へと進みます。 バスが通る道とほぼ平行に、ハイキング道（以下ルート）が通っています。 
ここで少しご注意
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こちら方面の道もきれいに整備されていたので、普通の運動靴で十分です。 しかし、ロカルノまでは非常に長時間行動になりますし、 やわらかい土の道と硬いアスファルトの道（以下ロード）の両方を歩きます。 履きなれていることは大前提ですが、「靴底ぶ厚めのいい運動靴を履くこと」をお薦めします。 それから、いくら荷物が軽いと言ってもショルダーバックのような鞄なんて問題外です。 肩にかかる負担ってすごいんです。ロカルノまで歩くつもりなら、リュックのようなものにして下さい。
 50分に１回ぐらいのペースで休憩しながら歩きました。 途中何回かロードに出ました。バス道と交差するようなところでは、自転車の標識がありました。 今回は出会いませんでしたが、サイクリングをする人も結構いるようです。 分岐点のような場所には必ずと言っていいほど、黄色い道標が立っています。 地図で地名などを確認しながら行くと、迷うことはないと思います。  ベルザスカ渓谷は当然ですが、谷です。 基本的に歩く場所は直射日光が当たらないので、涼しくて気持ち良かったです。 ルートはだいぶ登ったり下ったりします。 途中、廃村みたいなところとか、別荘みたいなところを通りました。 牛さんもいました。キャンプできそうな場所もありました。 ベルザスカ川も何回か渡りました。川の東側を歩いたり、西側を歩いたりしてルートが続きます。  10時50分、ブリオーネに着きました。 ソノーニョに比べると都会？ですが、ここもとっても可愛らしい村です。 小さなサッカー場もありました。 時間的にちょうど休憩したかったので、教会に寄りました。  ちょっと名前は分かりませんが、ルート上には時々いい感じの滝があります。 そして、いよいよラベルテッツォに近づいてきました。 徐々にハイキングを楽しむ人とすれ違う機会も増えてきます。 すれ違う時には、あいさつをしましょう。ヴォンジョルノ～♪  13時15分、ラベルテッツォに着きました。さすがに観光地なので人が多いです。トイレも無料でした。 水がエメラルド色をしています。とっても綺麗です。 疲れた足を冷たい水でキュっとリフレッシュ…と、思っていましたが、水に入ってびっくり。 冷たすぎました！30秒くらいで限界が来ます。 川の中は、きっと光がキラキラしてて綺麗なんだろうなあ。 ウエットスーツを着てダイビングをしている人もいました。  ラベルテッツォを過ぎても、まだまだステキな道が続きます。 しかし、この辺りからルートのアップダウンが激しくなってきました。 時間のことも少し気になりますが、このまま元気に歩き続けますｖ  15時15分、サンバルトロメオに着きました。ジョルジョが休憩した教会です。 教会に入って休憩しようと思っていましたが、閉まってましたぁ～（悲）。。。 扉の前のベンチにて少し休憩。 そう言えば、今日はまだちゃんとした食事を摂っていません。 ロカルノまでの行程を考えて、遅めのお昼ご飯を食べることにしました。  サンバルトロメオの教会の斜め前にあったレストランに入りました。 『 Crespelle ai 4 formaggi ai funghi 』（４種のチーズとキノコソースのクレープ） 中のクリームソースがめちゃくちゃおいしかったです！ 食事を終えサンバルトロメオを出たのが、16時10分。
ロカルノまではまだまだ長いです。
 18時40分、ゴルドラの丘に到着。なんとなくロカルノが見下ろせるような場所を探しました。 日が沈んでしまう前に着けてよかったです。 ここで満を持して取り出されたのが、青リンゴ！！（笑） アルフレド 『 そのためにわざわざ追いかけて来たのかい？』
 19時10分、テネロのバス停に着きました。 ロカルノ－テネロ間はそんなに遠くなかったように記憶しています。（行きにバスから見ていました。） なので、町に着いたら電車に乗ろうと思っていましたが、最後まで歩くことにしました。 もうちょっとで山猫だ！ 山猫という酒場はありませんでしたが…。 しかしホテルに着いたのが、21時。。意外と遠かったです（笑） 実に出発してから13時間が経過していました。 お疲れ様でした。天候にも恵まれ、全員無事に最後まで歩けて本当によかったです。 たった13歳（アニメでは11歳）の少年が1人でこんなに歩いて、 食事ももらえず地下室にぶち込まれたんですよね。ロミオたち、本当に辛かっただろうなあ。
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